同軸ケーブルは正しく扱わないと、劣化や破損の原因にもなりかねません
それに気づかないで使用、送受信不良や最悪にも無線機の故障に至る事も
なぜ今更こんな事をなんていうと、以前に頼まれてコネクター付した同軸ケーブル(特に測定器等に繋げているジャンパーケーブル)がある局だけよく断線する
はて、通常の扱いなら断線するなんて滅多やたらと無いはずである
原因を追究していったら、その局の扱い方でした
ジャンパーケーブルを接続や外したりするのに、いちいち無線機やら移動させるのは手間だから強引にやって無理な負荷をかけたり、コネクターから出ているケーブル、元の部分を引っ張たりねじったりと
ちょっと考えられない使い方をしていたため、これなら断線して当然だと思う
フジクラ・ダイヤ製の場合、LITEケーブルになってからはCA線になったので軽くはなったものの、銅無垢の芯線とは違うので弱くなったかとも感じますが
これは使用者の扱い方の問題でしょう
シースやコネクターを観察すれば、どの様に使っていたのか?というのも予測できますが
他にも設置の仕方が良くなくて、ケーブルに引っ張り荷重がかかっていたり、何かで踏みつけたり物を落としてしまって変形や、防水対策が適当でなかったり(特に編組線が酸化してしまいます)でインピーダンスが狂ってしまったり
これが元で、高抵抗が生じてしまって減衰量増加につながるとか
これではケーブルの性能が維持できなくなってしまいます
自分の設備で使っているケーブルも、上記の事から見直してみようかとも考えています
人に言ってみたものの、自分の方でも実は負荷をかける様な配置になっていたとか
ここ数年で配置換えや入れかえをやっているので、なってしまっていることがあるかも…とか嫌なので
自分に対しても、良いきっかけになったかもしれない
たまには点検、見直しするのもいかがでしょうか
コメント