今でも時々聞かれるのですが、FT8を始めたいがどの様にすればいいのか?
そんな事もありまして、ちょっと大筋まとめてみました
古い情報や誤りもあるかと思います、ご指摘いただけると幸いです
(お約束になりますが、自己責任でお願いします)
申請関係
開局・新たに送信機を増設する場合は、先ず通常通り(PC等付加装置無で)に申請する
手続き完了後に変更申請「デジタルモードの為、付属装置(PC等)を接続」と無線局事項書15項に追記して手続きをする(15項は備考欄に書いて下さい)
開局・増設と同時にPC等付加装置の申請をすると、技適が外れて保証認定になってしまうため(余計な費用がかかってしまう)
既存設備の場合であれば、変更申請で「デジタルモードの為、付属装置(PC等)を接続」と無線局事項書15項に追記して手続きをする(15項は備考欄に書いて下さい)
FT8の電波型式はF1Dになりますが、免許状の記載事項に変更が無ければ新たにもらう必要もありません
無線機とソフト・登録関係
現行機種でFT-991AシリーズやIC-7300シリーズ、IC-9700シリーズ等ではUSBでPCに接続すれば(ドライバーのインストが必要な時もありますが…)基本OKです
旧機種になるとインターフェースユニットが必要な事もあります(例:ヤエスならSCU-17)
ソフトについては「WSJT-X」か「JTDX」を使用するのが主流となっています
(自分はWSJT-Xを使っています)
以前は英語表記のみ、ネットに詳しく使い方が紹介されてはいましたが、初心者には敷居が高く断念…何て事もあったかもしれません
最近のVerでは日本語に対応したので、ちょっと安心です
HAMLOG
業務日誌PC管理ソフト、有名なので省略します
LoTW(Logbook of The World)
ARRL(米国アマチュア無線連盟)が運営しているオンラインQSOデータベース
QSLカードが無い場合でも、このデータベースにログをアップしておけばアワードの申請も可能
現在は日本語にも対応(完全ではありませんが)しているので、これもちょっと安心です
eQSL
電子QSL自動発行してくれるサイト
このデータベースにログをアップしておけば、自動でQSL交換が可能
FT8運用の場合は紙QSL交換はほとんどなく、こちらが主流になっている様です
こちらも日本語に対応(完全ではありませんが)しているので、ちょっと安心です
QRZ.com
FT8運用しているとわかりますが、ほぼ自動で交信完了するために相手局の名前等が分からない等があります
こちらに登録しておくと詳細検索でき、連携ソフト使用でログに記入可能
他にも支援ソフトでJT_LinkerやJTAlertというものがあります
時計合わせも大事なので、正確にしておきたいところです
(交信の是非に関わります)
この位が原則揃えば運用可能かと思います
実際に運用していくと「これがあるといい」「これは不要」と分かってくるので、自分のスタイルを確立しちゃいましょう
使用する無線機によってはポチっとするだけで設定されて、後はPCの設定をするだけというのもあります
ここまで進化(でいいのかな…)したので、始めるハードルも低くなりました
たまに「教えて君」というか全て人任せ…なんて方もいますが、先ずは自分で取り組むようにして下さい
ネット上で検索すると、親切に説明してくれているサイトが多いですから
何かトラブルに当たっても対処できなくなるし、下手すると世界に恥かきをする事になりかねません
それならやらない方がマシです(冷たい言い方ですけど)
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