最近の無線機、特にオールモード機にはスペクトラムスコープ機能が搭載されており、モービル・ハンディ機にも簡易的なものでも搭載されているものがあります
さて、このスペクトラムスコープ機能って必要不可欠なものなのでしょうか
初期のスペクトラムスコープから格段に進化していき、近年になると凄く便利な機能となって、世界的にも称賛されていることは確かです
今ではウォーターフォール表示までしてしまう
でも、これって…そこまで必要?
私が古いだけなのでしょうか(´;ω;`)ウッ…
この表示により視覚化して信号を見る事ができ、信号の表示の動きからフォーンなのかCWなのか…見当もつきます
そこに周波数を合わせればいいわけです
しかし、ある程度の信号強度がないと見られない
ノイズと同等位の信号はわかりにくいのです
特にHF帯の話になりますが、いい環境の運用場所で自然界ノイズ位しかないならいいのですが
自分の様な住宅街では生活ノイズが大きく、夜になってもノイズが残る
結果、ノイズと同等の信号は判別し難い
その中ではあまり有用と感じないのです
結局はスペクトラムスコープは目安というか補助的なものとして、自分で聞いて探すしかなくなる
「目張りと頑張り」ってやつで、まだHF帯デビューしたての若い頃にOMさんから言われた事なんですけどね
実際に経験した事でもあるのですが、某イベントにて知人数人で試聴をしていた
スコープ表示ばかりあてにして選局していると、ホントに弱い信号が聞き分けられない様に見受けられました
自分にはかすかに聞こえている局でも、その人には信号はあると思われるが聞き取れない
個人差はあるのかとも思いますが、そんな様なことが
普段から弱い信号を探しにいかないから、耳がついて行かないのだろうか
スペクトラムスコープ機能・ウォーターフォール表示って本当に有用で便利なものではありますが、これに頼りきっているとそれだけの局しか追わなくなる傾向にある様で
思わぬ珍局も逃したりしてしまう事にもなりかねない
やはり、スペクトラムスコープ頼みにするより、自分で探しに行くのが大事かと
これは昔から変わらない事だと思う
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